映画

「新聞記者」で考える”真実”の意味

おすすめ度 ★★★☆☆

3.5くらい。面白かった~!とは笑顔で言えない。改めてこういうことがノンフィクションで行われているのかもしれんなぁと怖くなったからね。

『犬と猫と人間と』の時に似ている。なんとなく気にしてたトピックの深掘りした映画。見た後は考えさせられる系。臭いモノに蓋をしたい人は見ない方がいいし、臭いモノでも嗅いでみたい人はちょっと見てもいいんじゃないのかな。

個を生かすと、時に属している組織とケンカしちゃうよね。そういう「個 対 組織」をテーマに置いているのかなと私は思ったよ。

意外と複数の劇場で上映しているね。上演館は公式サイトでチェックできるよ。

ひさびさの邦画観賞と作品の感想

普段は派手さや話題性を追い求めて、ハリウッドなどのビッグタイトル中心の映画観賞をしている。

で、今日はひさびさに邦画。いつぶりだろう。以前はシナリオ重視なら邦画かなぁと思っていたんだけどね。洋画のシナリオも面白くなってしかも映像の迫力もあるもんだからと、選択肢に入らなくなってきてた。という最近の私だった。そんなこんなで久しぶりの邦画。シネ・リーブル梅田というスカイビル梅田3階にある映画館。水曜日は1,100円で見られるよ。その影響なのか満席だった。

作品を選んだ動機

なぜだろう。なぜこの作品見てみようかなと思ったのかしら。

自分が普段馴染みある情報源のTwitterで勧めている人がいたからだろうなぁ。ちょうど水曜日レディースデーだし~♪っていうノリだね。

なので前情報ほとんどなしよ。松坂桃李君が出ていて、東京新聞の望月記者が何か関係しているっぽい?くらいの。

ちょうど参院選前だし、望月さんといえば菅官房長官(令和おじさん)と会見でやりとりしてる女性新聞記者で、現政権に都合悪いこともずばずば切り込んでいく人という認識で、その人に何か関係ある映画なんだったら、見てもいいかなぁってね。いちおう断っておくと、私は現政権や与党に批判的な立場でございます故。

観賞したのははじめて入った映画館。
第一印象は、少し広い視聴覚室!

はじめて入った映画館だったのでどんなところか書いておくね。

10列くらいのこじんまりとした映画館。
ふつうに余裕を持って座れる座席。前列の椅子に傘入れあり。飲み物ホルダーは右側。
学校などにある広めの視聴覚室みたいだった。だから、音響は求めてはならない。スクリーンもこじんまり。前から3列目の席で見たけど、列間の角度があまりないため、前の人の頭で字幕見えないこともあったよ。

次に、映画の内容。
望月衣塑子著『新聞記者』が原案。

https://youtu.be/zdPSidwlJ_I
予告編だよ

誤報を打った責任から自殺した元新聞記者の父親の真実を知りたい気持ちを胸に自身も新聞記者をしている日韓ハーフの主人公。
とある人物から学校新設の情報がリークされてきたことをキッカケに、政府の内閣情報調査室との攻防を描く作品。官僚とは国民のために働くことが大切だと教えられながら、内閣を守るために働くことに疑問を抱く杉原の心の動きに寄り添いながら観た。

映画はフィクションなんだけど、あー、これはあの件だろうなーなんて実際の国会で追及されていた問題などを彷彿させるエピソードじゃんじゃんでてくるんだよね。それだけでもよくこの映画作ったなぁって感心した。

余談だけど、ドラクエ10をモチーフにしたドラマ「ゆうべはお楽しみでしたね」の本田翼ちゃんと岡山天音くんも出ていたよー。

個人を凌駕する組織の存在ってなんなんだろう

今のレイシズムが蔓延している日本という国。私たちに与えられる情報は何かにコントロールされている怖さを見せつけられた。劇中で死んだ父親のノートに書き残されていた「自分を信じ疑え」って言葉が深いなぁと。なかなかいい言葉。

個人を凌駕する組織という存在ってなんなんだろうなーとも。気持ち悪さが残った。きっとエンディングから想像するに、杉原(松坂桃李)は再び国という組織に残念ながら飲み込まれていくんだろう。日本という社会はとかく組織に迎合することが良しとされるからね。個を出すことは許されない。上からの命令は絶対。
わかります。私もいざ組織に属したら、上の言うこと聞いちゃう。弱い人間です。

「真実はいつもひとつ!」とは限らない?

しかし、ペンは剣より強いはずなのに、個を潰す世の中の流れにあがらうために真実を追い求めて記事にしても、いとも簡単に握りつぶされるのね。真実を伝えようともがいても、その真実を受け止める側の準備が足りなければ正常化バイアスのせいでそんな訳ないと一蹴されてしまう。真実を受け止める力も必要だなと思った。

そうなると、真実ってなんなのかわからなくなるわー。真実は時に残酷であり、耳を塞ぎたくなるものである。

与えられた情報を鵜呑みにすることは怖いことだ。そう思えただけでも映画を見た価値はあるかな。

自分の感覚を信じつつ、鵜呑みにしない。耳触りのいいことばかり言ってくる人といると、そのときはいい気分になるかもしれないけれどね。一人一人が「本当のところどうなの?」と考えるのが大切なのかもしれないね。

Author

ミノル
ミノル
「人生アバウト」をモットーに。
心地よく生きるための改善をすこーしずつカメの歩みのごとく進めているアラフォーです。

主婦業、レビュー(読書、映画、動画)、自分探しなど雑食気味なカテゴリーでブログを書いています。

★ストレングスファインダー:慎重さ・内省・共感性・分析思考・運命思考

★西洋占星術:ネイタル太陽♊、月♐、ASC♏

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