松村潔著『最新占星術入門』を参考に2室を読む練習

投稿者: | 2021-03-25

西洋占星術を学び始めてから6か月目に突入し、半年前と比べたらまぁ、知識もついてきたんじゃないかなと思う。それでもまだまだ知らないことやアップデートすることがたくさんあって、「ああ、占星術の沼はほんとに深いなぁ」としみじみする。

今は、松村潔著『増補改訂版 最新占星術入門』(学習研究社、2003年)を読んでいる。松村先生の本、読んでみたかったんだけどなかなか手に入れられずにいたところ、メルカリで出品されているのを見つけてようやく手元にきたというわけだ。

で、読み進めていくうちに、第10章「ホロスコープの解読方法」まできたので、どうせならこれを参考にして、実際に自分のホロスコープを読む練習をしてみようと。長々と私自身のネイタルチャートの解読が書いてあるだけの記事です。お勉強の身、実践あるのみ(ジョイマンっぽい。せいっ!)。

本文では、第2ハウス、第8ハウスに特徴がある例が掲載されている。ならばと、私も自分のネイタルの2室を読んでみようと思う。

生きていくには金がいる。どうやって収入得るかここで一度読み取ってみたい。

【図1】私のネイタルチャート2室を切り取った図

まずはサインとそのサインをまとう天体の意味から。

第5章を参照して進める。2室のカスプのサインを読むよ。

私のネイタルは2室カスプ射手座。

♐️射手座 生活の技術や、衣食住に関しての知識の幅が広く、さまざまな物質的環境に適応できる。豪華で古風な持ち物を好む傾向。物の中に精神性を見いだし、それを大切にする。一つの仕事を続けることが、高収入につながる。行動範囲を広げることで、金銭収入を得るチャンスがつかめる。

松村潔著『増補改訂版 最新占星術入門』(学習研究社、2003年)p91より引用

2室には天体があるので、その性質も読む。第6章参照。ちなみに2室には月と海王星。月は5度前ルールを適用した(図1をご確認あれ)。

射手座 月

弾力的で受容力に満ちた感情。どんな人に対しても、拒絶感なく話をする傾向。(中略)常に熱中できる対象を必要とする。私生活を他者に管理されることを嫌う。

p131より引用

物の中に見いだす精神性、対人でも相手の精神性に共鳴するところから、さすが火の星座。精神的な捉え方が得意と読める。細やかさを人にも自分にも求めないってことかな。すぐに動ける状態がよいのは広い行動範囲を保つため。その広い行動範囲の中で収入につながるチャンスに出会うわけか。

射手座 海王星

精神の自由を至上主義とし、遠いものへ憧れを抱く。海外への夢、スピリチュアルな思想、高度な宇宙意識への興味。思想としてなら、かなり異常なものや奇怪な風習も受け入れる。

p147より引用

トランスサタニアンは世代的な特徴であるため、松村先生曰く「世代的な特徴を、この人物は、第2ハウスの金銭収入という分野で、体験している」とのこと。つまり、私にとっては金銭収入においては精神の自由至上主義なのね。ほほーん。

次に、第7章を参照してハウスに属する天体の意味をみていく

第2ハウス 月

母親の才能の継承や、援助。女性的な本能が豊か。流行や売れ筋をつかむのがうまく、大衆、子供向けの仕事で成功。財政的な安定を求めるが、やや変動しやすい。古くて懐かしい下町的な世界への関心。感情的なふれあいが経済効果を生み出すので、個人商店など小規模の販売も向く。

p160より引用

第2ハウス 海王星

しばしば芸術的な才能を遺伝的に受け継ぐ。金銭や経済の変動が大きく、大儲けしたかと思うと、全て投げ出したりする。趣味に金銭を浪費する。ダイナミックで特異な財政感覚。使途不明金が多く、収入源があやしいことも。

p161より引用

月の影響で、大衆や子供向けの流行りを反映した仕事、感情の交流が可能な小規模な商店での販売などが良さげ。海王星の影響からは、芸術的な才能やダイナミックで特異な財政感覚はうまく使えば才能になりうる感じ。

けど、両方とも財政的には不安定さがつきまとうんでないか、これは。特に海王星の影響が強く出る場合、変動がかなり大きくなりそうだし、使途不明金もあって、怪しさ満点。

環境適応能力と広い行動範囲から察するに、どんな場所でもやっていけそう。精神の自由を侵害されることと私生活への干渉はご法度なのね。

うーん、マニュアルガチガチな職場や仕事は良くなさそうな感じがするわ。あとは私生活と仕事はきっちり分けた方が良さそうだね。

2室の小まとめ

2室、とくに金銭面でざっくりとらえると、「一つの仕事を続けることが、高収入につながる。行動範囲を広げることで、金銭収入を得るチャンスがつかめる。」ということね。

そのハウス内に①「弾力的で受容力に満ちた感情、善意で物や人をとらえ、熱中できるものを必要とし、管理されることを嫌い、大衆や子供向けの仕事や感情の交流が可能な規模の小売業など」②「精神の自由を至上主義とし、遠いものへ憧れを抱き、遺伝的に受けついだ芸術的な才能や変動の大きな金銭、使途不明金が多く、あやしげな収入源の可能性」の天体があるわけだね。

【図2】2ハウスの小まとめ

次は第8章「サインの支配星を見る」を参照して、ハウス同士の繋がりから金銭の流れの新陳代謝を見る

私の場合、第2室には月と海王星がある。この月と海王星が支配星となっているサイン(月は蟹座、海王星は魚座)のハウスから、天体に向けてエネルギーが流れ込んでくる繋がりがあるわけですよ。

順番に見ていこう。

月は蟹座の支配星。私のネイタルでは蟹座は9室のカスプ。9室の支配星から2室の月に向けてエネルギーが流れ込んでいる。

第9ハウスの支配星が第2ハウスに

学ぶこと、考えること、出版や知識が収入源になりやすい。しかし、自分の考え方に強く固執する傾向が出てくると、知識面での新陳代謝が起こりにくくなる。

p224より引用

出版関係や知識が重要な収入源。

蟹座9室の特徴も確認する(第5章参照)

第9ハウス 蟹座

いろいろな思想や文化を学ぶときに、個人的な情緒にフィットするかどうかで、取り込むか否かを決定する。情緒的なものの考え方。郷土史などを研究することで大きな知恵を得る。

p104より引用

月とほかの天体がつくるアスペクトも考慮する。

  • 月と太陽180度…矛盾抱えるが向上心は衰えない
  • 月と木星90度…幸運を過信し手を抜く。慎重かつ地道な行動が必要
  • 月と火星90度…親しみやすさはあるが早合点する、感情的。慎重さと忍耐が必要
  • 月と土星72度…実務面での能力、狭量さ
  • 月と金星150度…ないものねだりの甘え症

アスペクトをまとめてみると、詰めが甘そうな感じだよね。柔らかそうな印象だけど、狭量な部分もあったり、気を付けないと子供っぽくなりそうだ。ちなみに月ー木星・火星ー太陽でTスクエアになるんだよね。松村先生曰く現代を生きる社会人には必要なフォーマットだとも言われているらしい。

次は海王星。海王星は魚座の支配星。わがネイタルでは魚座は第5室のカスプ。

第5ハウスの支配星が第2ハウスに

お金儲けは道楽であり、趣味として追求できる。投資を目的とした転売などで鋭い嗅覚を発揮する。賭け事にお金を使う。気分しだいで多額の金銭を使う。

p216より引用

第5ハウス 魚座

人生のシナリオをつくるときに、潜在意識の中に埋め込まれた、異様で神秘的な、言葉にできないような未知の感覚を発掘し、そこから大きな可能性と生命力を受け取ることができる。結果的に異常な趣味に没入する可能性もある。

p97より引用

お金儲けは道楽。パワーワードだなぁ。投資目的の転売向き。言葉にできない未知の感覚とはなんだろう。異常な趣味関連。

海王星とほかの天体がつくるアスペクトもみよう。

  • 海王星と水星180度…敏感な知性。気持ち汲むのがとくい。詩才。考えすぎ。妄想癖。単純な考え方を心掛けること。
  • 海王星と土星90度…わざわざ犠牲になるような立場に立ちやすい。この人にとってメリットデメリットの判断は無意味。
  • 海王星と冥王星60度…精神世界、スピリチュアルへの強い憧れ。

海王星と冥王星のアスペクトは世代的なアスペクトなわけでしょ。だからそれ以外で考えてみると、知性の敏感さや妄想癖、それを活かした詩などの端的な言葉による表現、犠牲心

以上から、私の金銭収入は下記のようなつながりがある。

【図3】2ハウスの在惑星の支配星からどんなつながりがもたらされているか

アスペクトを作る天体を詳しく分解してみる。

上記の月と海王星それぞれとアスペクトをつくっている天体が、持つ意味を知ることで、より詳しく状況がどんなものなのかをイメージできるらしい。なので、仕事やお金に関係するハウス(2室の対向にある8室、ステイタスなどを見る10室)にあるアスペクトを拾ってみる。私の場合、8室と10室にあるのは木星、火星、太陽、水星、金星。

まずは第8ハウスにある天体から見てみる。

月とアスペクトしている太陽と金星、海王星とアスペクトしている水星について。第8ハウスのカスプは双子座。

【図4】8室在惑星の支配星からの流れ

8室そのものとしては、「他人との金銭の貸し借りや契約で問題が起こると、二転三転するという事態になりやすい」らしいので、あまり貸し借りはしない方がよさそうな印象。他人の財産というフィールド内で、自分に意志や遺志を残してくれる誰かのためにその事業や志を継いでいくこと、そして人の心や事物の裏側に隠れている関連性を探して答えを見つけていくことを要求してくる感じなのかしら。もらい物運あるらしい。

8室太陽は獅子座の支配星でその獅子座は10室のカスプ。「周囲に迎合せず、独自の経歴を歩む。紆余曲折を経て孤独の中で他人をようやく理解し、自分自身の大きな才能を育む」そういう太陽が受容的な月の資質を伸ばすということなんだろう。自分の経験したさまざまなことによって時間をかけて他人を理解し、その理解がほかの人を善意で捉えるような大らかさにつながるわけだね。

8室金星は牡牛座と天秤座の支配星。牡牛座は7室。天秤座は12室。パートナーからもたらされる深刻な出来事による大きな改善夢、瞑想、占いによる無意識との接触体験による人生を一変させるような強い影響。そういう金星が、もともとは合わない月の資質と訓練を経て互いの良い面を取り入れて結びつく。「ないものねだりの甘え症」というアスペクトだから、金星のもらい物運と月がもつ感情の交流面が結びついて甘えという形に強化されるんだろうか。

8室水星は双子座の支配星。双子座は8室。つまり自分の部屋に自分のエネルギーを注ぎ込んでいる。人生の一時期、場所か状況に幽閉される可能性。自分の感情に過剰に没入する癖。秘密癖。死、探偵、調査、研究で能力発揮。自己の感情への固執。そういう水星が精神の自由至上主義な海王星とつながっている。自らの感情や内面的なところを重視するような印象。

次に10室に関係する天体。

月とアスペクトしている木星と火星。第10ハウスのカスプは獅子座。

【図5】10室在惑星の支配星からの流れを読む

獅子座10室は個性的な仕事を望み、他と違っていたい気持ちを持っている。その中で木星には権力と力を求め、その獲得による成功の実感と、自分の野心を満たすために社会的に上り詰めなければならない欲望がある。そういった木星と月がお互い譲らずに否定しあっている。もう一つの火星は責任ある立場に耐えられるように自分自身を縛り、自由な心と引き換えに地位の向上を得、昇進はしやすいが自分を守ることが社会的な正義でもあると考え寛容さを失う。そういった火星が木星と同じく月とお互いに譲らずに否定しあっている。

つまり、月は女性の本能が強く、受容的であり、人の良い面をみようとし、どちらかというとのびのびと大らかな印象を持つのに対し、木星も火星もどちらも権威主義の傾向と社会的にのぼりつめ、責任ある立場にたつには自分を押し殺さねばならないと思っている節がある。それはお互いに否定しあうのも無理はないね。

アスペクトから読み解く金銭収入のまとめ

  • 直接的な金銭の貸し借りや契約は不向きな面がある。
  • 個性的な仕事を望み、他と違った特別な存在でいたい。
  • 他人の理解には長い時間がかかるがそれは重要なこと。
  • パートナーや自分と深いかかわりのある誰かがもたらす「もらい物」の影響が強い。
  • 自分の感情にも重きを置き、物事の裏側を知ろうとする。
  • 権威主義や責任ある立場を手に入れるために心を押し殺せというプレッシャーがある。

なるほどなー。

収入を何に生かすのか第2ハウスの未来について見てみる。

第2ハウスは射手座。射手座の支配星は木星で、第10ハウスに入っている。これ、さっき【図5】で見たぞ。

第2ハウスの支配星が第10ハウスに

社会的な立場を維持することが、個人的な生活の安定を守ることに不可欠な要素となり、それに対してはうかつではいられない。

p211より引用

収入は、社会的な立場を維持し、生活の安定を守るために生かす。けどこれってある意味で普通のことのようにも思えるんだけど……。社会的な立場を得るためには収入が必要だということ。逆に言えば、収入がないお前には社会的な立場はなにもないんだということだ。うう、思っている通りなのが痛い。

2室のまとめ

ざっと本の通りに読んでみた。

  • 私の2室は仕事の継続と、行動範囲は広くを意識する。
  • 得た収入は、社会的な立場の維持と生活の安定のために生かす。
  • 「大衆と子供向け、感情の交流が得意」「出版や知識による収入源」「詰めが甘そうな子供っぽさを垣間見るアスペクト」をもつ月
  • 「精神の自由至上主義」「芸術的な才能やダイナミックで特異な財政感覚」「お金儲けは道楽」「知性の敏感さや妄想癖、それを活かした詩などの端的な言葉による表現、犠牲心をもつアスペクト」をもつ海王星
  • 精神の自由を侵害されることと私生活への干渉はご法度
  • 経済状況は安定しない傾向
  • 直接的な金銭の貸し借りや契約は不向きな面がある。
  • 個性的な仕事を望み、他と違った特別な存在でいたい。
  • 他人の理解には長い時間がかかるがそれは重要なこと。
  • パートナーや自分と深いかかわりのある誰かがもたらす「もらい物」の影響が強い。
  • 自分の感情にも重きを置き、物事の裏側を知ろうとする。
  • 権威主義や責任ある立場を手に入れるために心を押し殺せというプレッシャーがある。

一つのハウスを読み解くのでもけっこういろいろと読み解く必要があるんだなということが分かった。謎解きのようで慣れたら面白いのかもしれない。松村先生の解説文そのものも、なんだか謎解きのようで読んでいて楽しめた。

本当は自分自身の言葉でひねり出せるようになりたいね。

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占星術の記事は新しいサイト「Self-Study Room」に書くことにしました。もしよければアクセスしてみてね。

Author

ミノル
ミノル
「人生アバウト」をモットーに。
心地よく生きるための改善をすこーしずつカメの歩みのごとく進めているアラフォーです。

主婦業、レビュー(読書、映画、動画)、自分探しなど雑食気味なカテゴリーでブログを書いています。

★ストレングスファインダー:慎重さ・内省・共感性・分析思考・運命思考

★西洋占星術:ネイタル太陽♊、月♐、ASC♏

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